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2012年11月 9日 (金)

少女の目から見たイラク戦争

JIM-NETの理事会で、来年、イラクの少女スハットさんを呼ぼうという話が決まった。
イラク戦争のとき、ぼくたちはイラク戦争をしないでほしいと訴えた。
当時、10歳くらいだったスハットちゃんが美しいけれど力のある絵をかいてくれ、それをポスターにした。

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その後、治安が少し落ち着き、鎌田でも北イラクへ入れるようになったとき、バグダッドからスハットさんが会いにきてくれた。
スハットさんは、兄弟みんなで音楽をやっている。
お父さんは学校の用務員。
スハットさんはオーボエが得意だが、学校の楽器が貸してもらえなくなった。1210282__
悲しんでいるスハットさんに、ぼくはオーボエをプレゼントしたことがある。
日本へ来て、そのオーボエを聞かせてもらおうということになった。

イラク戦争後10年、子どもたちから見てイラク戦争は何だったのか。
戦争前に比べて、生活はどうよくなったのか。
戦争が何を変えたのか。
一人の少女の声をもとに、イラク戦争10年を検討したいと思う。

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