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2012年11月 2日 (金)

がんばらない経済学⑬

経済をよくするためには、「おそれない」ことが大事だ。
不安心理が働くと、財布のヒモがしまってしまう。
うつうつとしてしまう人たちが多くなると、経済が動かなくなる。
みんなが少し躁状態になったほうが、投資をしようとしたり、自分の人生を豊かにするために少し買い物をしたりする。
気持ちが明るくならないと、なかなか経済は動き出さない。

Img_7384 岩次郎小屋の秋の庭

日本の借金は6月末で976兆円。
これをどうするのかと心配している。
しかし、世界中の経済が不安定なために、まだ日本のほうがいいと円が買われ、円高になっている。
日本は苦しいのにもかからわず、円高のためにさらに苦しみが何倍にも増している。
韓国が少し景気がよくなっているのは、極端なウォン安が続き、輸出がしやすい状況が続いているからである。

お金を残していても、世界経済が行き詰まってしまえば、持っている貯金の価値がなくなる。
極端ないい方をすれば、紙同然になる可能性だってある。
万が一、大恐慌が来て、高度のインフレがおき、お金の価値が低下したとしても、日本にはすぐれた技術があるので、ここでリセットし、間違いなく円安がおきる。
韓国のサムスンがすごい勢いで、日本のメーカーを蹴落としていったが、今度はサムスンを巻き返すことだって、十分できる。
万が一、大恐慌がおきても、日本は必ず立ち直る。
おきなくても、日本は世界一の個人の資産があるだけでなく、253兆円という世界一の対外純資産をもっている。
どっちに転んだって、日本は必ずリセットし、微調整に成功して、今以上にいい状態をつくることができるだろう。
おそれすぎず、萎縮しないことが大事だと思う。

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