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2012年12月18日 (火)

原発事故527

南相馬で開かれた第2回「そうだ、先生にきいてみよう」に来てくれたお母さんから、質問の手紙が来た。
自宅は毎時0.2マイクロシーベルト、実家は0.7マイクロシーベルトだという状況で、できるだけ子どもたちを仙台や山形に連れて一泊しようと心がけているが、これが意味があるのか、という質問だ。
この返事はブログでもいいということなので、ここでぼくの考えを述べたいと思う。

121121___2 雪をかぶる八ヶ岳

同様の悩みをもつ人も多く、今月も福島百年未来塾のあとの懇親会で、二本松のお母さんから同じような質問があった。
その方は、看護の仕事をしているので、職場を見捨てるようで仕事をやめられなかった。
ただ、子どもを福島で育てるのが心配で、しかも、フルタイム働いているめに保養にも連れて行けないという。
そのときも、次のような内容を話した。

チェルノブイリでは、1クール23日間の保養をおこなってきた。
ぼくの考えでは、23日間、連続でなければ意味がないというわけではなく、離れている期間が合計で約3週間になるようにすることが大事だと思う。
土日を利用して、山形や会津若松へ行ったり、夏休みや冬休みに家族で他県へ3泊、4泊の旅行をするというのもいい手だと思う。
小学校以上の子どもたちは、夏休みにリフレッシュに呼んでくださるボランティアの呼びかけにこたえて、北海道や沖縄などできるだけ知らない土地を見せ、いろいろな体験をさせてあげることも、子どもの人生にとって役に立つはずである。

チェルノブイリでは、26年たった今でも、高汚染地域では子どもたちの保養を続けている。
一方、福島では、1年目の夏、みんながあれほど関心高く、子どもたちを県外に出そうとしたのに、時間の経過とともに無頓着になりはじめているのが気になる。
週末の短い保養でも、毎月、毎年と継続していくことが大切だと思う。

長野県は、募金を集め、福島の子どもたちの保養を受け入れている。
ぼくが代表をしているJCF(日本チェルノブイリ連帯基金)では、県からの依頼でいろいろなボランティア団体に声をかけ、保養の受け皿づくりに取り組んでいる。
長野県に来てもいいという方は、JCF(電話0263-46-4218)の神谷事務局長に相談してみてください。
この冬休みや来年の春休みの計画を立てるのに、何かお役に立てるかもしれない。

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