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2012年12月20日 (木)

原発事故528

福島第一原発の作業員は、最高1.2万ミリシーベルトの甲状腺被曝をしていたという。
100ミリシーベルトを超えた人は、178人。
100ミリシーベルトを超えると、甲状腺がんが増えるといわれているが、必ず甲状腺がんになるわけではない。

小児甲状腺がんは、100ミリシーベルトを超えると、1万人に1人発生すると、ベラルーシ共和国の甲状腺外科教授ユーリ・ジェミチェクは言っていた。
小児甲状腺がんは珍しいがんで、平常時の発生率は100万人に1人とされている。

1211162__ 明治のたたずまいが復活した東京駅

福島県でおこなわれている甲状腺の検査では、小さなのう胞ができたり、しこりができると「A2」という判定がでる。
A2は病気ではないが、フォローが必要。
ただし、焦る必要はなく、再検査は2年半後でいいということになっている。

原発事故以前は、子どもの甲状腺健診がほとんどおこなわれていなかったため、ほかの地域で、小さなのう胞の発生率がどの程度あるなのか、確認すべきといわれてきた。

甲状腺の治療で有名な、東京の伊藤病院が甲状腺学会に発表したデータでは、15歳以下の2753人中、のう胞が見つかったのは36%であった。
経過観察中に、がんなどの悪性の病気になる子どもはいなかったという。

福島県内では、昨年度実施分で35%、今年は42%で、のう胞が見つかっている。
伊藤病院の発表から考えると、A2判定が35~42%というのは、特に原発事故とは関係ないと考えてよさそうである。

福島では、36万人の子どもがいる。
今のところ、小児甲状腺がんの発生は1例であり、それは原発事故と関係があるとはいえない。
しかし、2例目の子どもが出ると、やはり、事故との関連を考えざるを得なくなる。
しっかりと健診を受けながら、経過を慎重にフォローしていく必要がある。

 


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