« 鎌田實の一日一冊(157) | トップページ | 久々の「いのちの対話」 »

2012年12月13日 (木)

戦火から本を守る

アメリカがイラクを攻撃しはじめたとき、イラクの南部の大都市バスラは戦火にみまわれた。
そのとき、バスラの図書館員の女性が、命がけで本を守った。
数百年前の本など大切な本を、隣のレストランに運び出し、その後、自分の家で本を管理したのだ。
この話が、「バスラの図書館員」という絵本になった。

1211241__ 真っ黄色に色づく銀杏

ぼくは、その図書館員が生きているか気になって、JIM-NETの現地スタッフで院内学級の先生であるイブラヒムさんに探してもらったことがある。
彼女はなんと図書館長に出世していた。

たくさんの本を運び出したため、腰を痛めていた。
ぼくはヨルダンでコルセットを買い、イブラヒムさんにもたせた。

日本でも、1944~45年にかけて、日比谷図書館が40万冊の蔵書を疎開させた。
図書館員や都立一中の生徒たちが、奥多摩や埼玉県志木市に何度も運び、本を戦火から守ったのだ。

戦火から文化を守ろうとする思いは、時代や国を超えている。
この取り組みを紹介したドキュメンタリー映画「40万冊の図書」が、本日13日から3日間、東京・日比谷図書文化館で上映される。
この映画には、イブラヒムさんが取材した際の映像も使われている。

上映スケジュール
12月13日(木)①10:30~12:05 ②13:00~14:35 ③15:00~16:35
12月14日(金)①10:30~12:05 ②13:00~14:35 ③15:00~16:35
12月15日(土)①10:20~12:00

場所 千代田区立日比谷図書文化館

詳しくはこちら↓

http://hibiyal.jp/data/card.html?s=1&cno=1602

ぜひ、ご覧ください。

|

« 鎌田實の一日一冊(157) | トップページ | 久々の「いのちの対話」 »

映画・テレビ」カテゴリの記事