ホモ・サピエンスの食事
パラントロプス(=上の写真)は、200万年前から100万年前くらいに生存していたが、粗食に適応したため絶滅した可能性が高い。
ホモ・サピエンスの祖先のホモ・エレクトスは同時期に、肉や脂肪、骨髄などを食べはじめた。
直立二足歩行だけではなく、ホモ・サピエンスが生まれるためには、食習慣が関係していた。
脳の重さは、体重の2%だが、25%のカロリーを使う。
脳が発達するためには、どうしても脂肪を取る必要があった。
アフリカに来て感じたのは、良質のタンパク質ならなんでも食べるということ。
どこにいっても、その土地の風習に合わせようとする鎌田は、ついにこれを食べた。
ワニである。
これが、うまい!
鶏肉にあぶらをのせたくらいの味がした。
ホモ・サピエンスはこうやって、哺乳類だけではなく、爬虫類の肉も食べていたのだろう。。
なおかつ、アフリカに来て、日本のみそスープがあることに驚いた。
肉だけではなく、発酵したみそスープや野菜をたくさん食べている。これが長寿につながる。
アフリカに来て、おいしいと思ったのは、とうもろこしの粉をお湯で溶いて、それに肉汁をかけて食べる。これが、なかなかやみつきになる。
いずれ、アフリカが貧困から脱出すれば、長寿になっていく可能性は充分にある。
日本人は江戸時代まで肉を食べる文化がなかった。その後、世界的に長寿になったのも、文明開化とともに肉を食べだしたことと関係があるのではないか。
やがて、アフリカのホモ・サピエンスが世界の健康長寿や文明のリーダーに復帰する可能性は高いと思った。
一日一食ダイエット法とか、草食男子ではやっぱり駄目だ。
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