タンザニアの庶民の生活
早朝、ンゴロンゴロに向かう。
ジープの車窓から見たタンザニアの風景である。
農業が70%。その他、タンザナイトというブルーの宝石や、金、ダイアモンドなどが採れる。
さらに、ウランが見つかったと聞いた。
まだ、ウランの取り出しは、行なわれていないようだ。
インフラの充実も計られて、国の経済は良いようだ。
農家のなかには、立派な家をもつ人もいる。
そうした情勢のなかで、マサイ族は毅然と伝統的な生活を守っている。
遊牧の民として生きている。
農業に手を出していない。
牛の糞でつくるというマサイ族の家。定住しない彼らはいずれ、この家もおいて旅に出る
4566メートルのメリー山。タンザニアではキリマンジャロに次いで高い
一万年前、人類は、農業を開始した。
その後、作物を貯蔵することを覚え、貧富の差や権力が発生してくる。
アフリカを旅しながら読んでいるウィリアム・ゴールドディングのノーベル文学賞作「後継者たち」によると、ネアンテルダール人を絶滅させた我々の祖先、ホモ・サピエンスの原罪、邪悪な心を、マサイは断固として拒絶しているようである。
車のなかから垣間見たマサイは、ただずまいが毅然として美しかった。
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