サファリという旅
サファリとは、スワヒリ語で、旅のことをいう。
我々ホモ・サピエンスの祖先は、好奇心を持って、何度も出アフリカを試みた。
それ以前にも、単細胞から魚や鳥、獣へと、人類が生まれる旅、サファリを続けてきた。
ヘミングウェイの「キリマンジャロの雪」を意識しながら、夜の始まるサヴァンナのジープの上で、一杯のコーヒーを飲み、38億年の命の旅を頭の中に巡らす。
キリンを目の前で見る。
十数頭のエレファントと出くわす。
小さな象が、ジープの目の前まで、好奇心を持って近づいてきた。
ゼブラの集団も見た。
動物園の動物と違って健康的で力強い。
輝きを発している。
バッファローは、黒い魂のかたまりのように見えた。
ヌーの一種とインパラとキリンがお互い襲うことなく、共存していた。
たくさんの種類の鳥たちが、自由に空を支配していた。
ノスリが小さな虫を見つけたのか、獲物を捕まえようと足に力が入っている。
長いサファリの同行者たちが、それぞれ自分らしく、アフリカの大地で生きているのを確認した。
場所は、南アフリカの下側にあるプライベート動物保護区のシュルシュルウェ。
ロッジは、テントでできている。
虫や鳥の鳴き声がずっと聞こえていた。
イギリスから来た人のテントでは、象の足音を聞いたという。
ここには動物と人間の出来るだけの共存があった。
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