砂漠で考えたこと
ナミビアとは「広大な何もない土地」という意味だそうだ。
どこまでいっても何もない。
たしかに、空っぽなのだ。
空っぽが続くと、不思議に内省しかかってしまう。
人は、砂漠で哲学者に変わる。
人間とは何か。なんて、考えてしまうのだ。
この砂漠があったからこそ、出アフリカが始まったのかもしれない。
空がきれい。
大地をよく見ていると、小さな草がある。
南極から流れて来る寒流と温かな空気が混ざり合い、霧が発生する。
その霧の水分だけで、500年から2000年も生きるヴェルヴィチアという植物を見つけた。
砂漠にも、必死に生きているものがいることがわかった。
命は、切ないほど、必死に頑張っている。
こうやって命を伝えようとしているのだ。
砂漠で、ちょっとだけ哲学者になった。
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