« ナミビアのヒンバ族 | トップページ | ナミブ砂漠に心を奪われた »

2013年1月22日 (火)

砂漠で考えたこと

Dune7

ナミビアとは「広大な何もない土地」という意味だそうだ。
どこまでいっても何もない。
たしかに、空っぽなのだ。

Dune7_2 美しいDune7の砂漠

空っぽが続くと、不思議に内省しかかってしまう。
人は、砂漠で哲学者に変わる。
人間とは何か。なんて、考えてしまうのだ。
この砂漠があったからこそ、出アフリカが始まったのかもしれない。

Photo_10 火山の爆発でできたといわれるムーンスケープ

空がきれい。
大地をよく見ていると、小さな草がある。
南極から流れて来る寒流と温かな空気が混ざり合い、霧が発生する。
その霧の水分だけで、500年から2000年も生きるヴェルヴィチアという植物を見つけた。
砂漠にも、必死に生きているものがいることがわかった。

Gedc0064 砂漠の写真を撮影するカマタ

命は、切ないほど、必死に頑張っている。
こうやって命を伝えようとしているのだ。
砂漠で、ちょっとだけ哲学者になった。

|

« ナミビアのヒンバ族 | トップページ | ナミブ砂漠に心を奪われた »

旅行・地域」カテゴリの記事