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2013年1月 2日 (水)

エネルギー問題

この国はエネルギー問題をどうするのだろうか。
建設費が2兆円を超えたにもかかわらず、日本原燃の六ヶ所再処理工場はいまだに操業の目処が立っていない。
すでに、原発でできたプルトニウム45トンを保有している。
これは、なんと原爆4000発分にあたる。

Dsc00202 雪をかぶる岩次郎小屋のニセアカシア

廃止が簡単にいかないのもよくわかる。
再処理をギブアップすると、青森県はいまある使用済み核燃料も、それぞれの原発に返すと言い出すかもしれない。
各地の原発には、すでに貯蔵プールにあふれるほどの使用済み核燃料があって、とても受け入れられるとは思えない。
使用済み核燃料は、行き場がないのである。

核燃料サイクル事業をやめれば、仮にも保存しておく方法がなくなってしまう。
しかし、原発を動かし続ければ、始末できない使用済み核燃料がたまる一方だ。
19回も完成が延期されている“夢のエネルギー高速増殖炉”もまったく実用化に至っていない。
まさに、にっちもさっちも行かない状態だ。

政権が変わったから、またやるという単純な考えではなく、この状況をきちんと捕らえて議論すべきだと思う。
現状を考えれば、使用済み核燃料をこれ以上増やさないことを選択するしかないと思うのだが。

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