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「見えるお金見えない生命(いのち)」(竹熊宜孝著、熊本日日新聞社、1000円)
菊池養生園名誉園長が書いた。診療所の横に農場をつくり、「医は農に学び、農は自然に学べ」という著者の信条が記されている。
大学に勤めていたとき、教授へのお歳暮をやめ、教授の家での新年会を廃止する提言をした。竹熊さんは、怖い者知らずで、正しいと思うことは、ポンという。熱い人。
竹熊さんに頼まれて、菊池養生園で講演したことがある。養生園祭はまるで、百姓一揆のようであった。自分たちの命は自分たちで守るという意識が脈々と流れている。
鎌田實 2013年2月 3日 (日) 08時34分 | 固定リンク Tweet