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2013年2月13日 (水)

緊急・原発事故530

震災以降、小児甲状腺がんが福島県内で一人発生していた。
発生率は、子ども100万人に1人といわれているので、福島県の子ども36万人に1人という発生は、はちょっと確率が高いものの、ありえることと考えてきた。
しかも、チェルノブイリでは事故から4年後くらいに多発しているので、現時点での発生は少し早すぎると思っていた。
だから、原発事故とは関係ない可能性が高いと思いつつ、しかし、慎重に考える必要があると思い、なんでも「だいじょうぶ、だいじょうぷ」という人たちとは違う構え方をしてきた。

1302044__ 雪の諏訪中央病院

しかし、小児甲状腺がんが2人発生し、合計3人になった。
さらに、疑いのある子どもが7人いるらしいと聞いた。
36万人の子どもがいる福島県で、3人の小児甲状腺がんがいるということは、10万人に1人ということになり、世界の発生率100万人に1人と比べると、リスクが10倍上がっていることになる。

秘密会議を繰り返してきた福島県の県民健康管理調査委員会は、放射線とは関係ないというと思うが、かなり慎重にみていく必要があるように思う。

福島県内にいる子どもがすべて甲状腺の検診を受け終わるまで、2年半かかるという。
福島県外にいる子どもの検診も、後手後手に回っていて十分とはいえない。

国も福島県も放射能の見える化と検診、保養の3つをもっと徹底して行うへぎだと思う。
特に、小児甲状腺がんに関しては、より慎重に、スピードアップしながら、きちんと見ていく必要がある。

日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)では、福島県外にいる子どもを対象に、諏訪中央病院などでの甲状腺の検査をサポートしている。
諏訪中央病院の甲状腺検診の予約はかなりつまっているが、
福島の子どもと親の不安をできるだけ緩和してあげたい。
JCFが諏訪中央病院の検診の予約をとり、検査料も必要に応じてサポートする。
申し込みはJCF0263-46-4218へ。

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