パンツの話
アフリカの「カマタのお尻」の話を書いたら、行くところ行くところで、ブログ読んでいます、お尻の話、笑いましたと言われた。
今度はパンツの話だ。
明日2月17日放送の「日曜はがんばらない」(午前10時~、文化放送)は、ゲストに小林幸子さんをお迎えして送る「小林幸子もがんばらない」。
これが、めちやくちゃおかしい。
小林幸子さんは、子どものころから天才歌手といわれた。
がんばる人で、努力の人だった。
1964年新潟地震で実家の精肉店が倒産した後、両親と姉の生活の面倒を見てきた。
情にもろい。
2004年、2007年の新潟県で大きな被害を出した地震でも、たくさんの支援をおこなった。
2011年には、福島県相馬市の避難所を訪問して、なんと無洗米10トン、まんじゅう1万2000個を大型トラックで届けた。
何度も何度も被災地に通い、「おもいで酒」などの代表曲を熱唱。
実にあたたかい。
被災地で、サインしてほしいとおばさんに言われた。
言ってからおばさんは、すべてを失っていることに気がついた。
サインしてもらう紙もない。
おばさんは少ししてから、はっと手をたたき、支援物資の袋のなかからパンツを取り出した。
小林幸子さんは、デビューしてこの方、たくさんのサインをしてきたが、パンツにするのははじめてという。
いや、まかさ、パンツにサインをするとは、と語りながら、目はウルウルしている。
せっかく話をしているのに、ぼくはつっこんだ。
「そのパンツは、おばさん、今もはいてんのかな。額に飾るのも、ちょっと飾りにくいし・・・」
さだまさしさん作詞作曲の新曲「茨の木」がとてもいい。
幸子さんが、耐えて、耐えて、耐えて、と歌っている。
ぜひ、放送をお聞きください。
数日後には、放送の一部が、こちらのHPにアップされます。
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