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2013年2月24日 (日)

鎌田實の一日一冊(162)

「嬉しいことばの種まき」(村上信夫著、近代文藝社、1575円)

作家の山本一力さんが、「まえがきにかえて」という文章のなかで、「確かな技、これにあり」と村上さんのすぐれた技術をたたえている。
すぐれたアナウンサーとしての美しい言葉を支えているのは、資料文献を十分に準備されていることと指摘している。

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綺羅星のごとく、さまざまな人たちと会って、その人たちの美しい言葉の種をもらった。
福山雅治、武田鉄矢、鳥越俊太郎、五木寛之、星野仙一・・・。
フィギュアスケートの鈴木明子さんは、「摂食障害の私があったから今の私がある」と述べている。大変な時期をすごされたが、そこから立ち上がり、今の成績につながった。
その鈴木明子さんから大事な言葉を引き出している村上さんの聞く力もすごい。

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