非暴力トレーニング
アフリカ最南端ケープタウンの先に、小さな島がある。
そこは収容所になっており、マンデラ元大統領もかつて囚われていた。
以前は暴力が行われていたが、刑務所に入っている人たちの再犯を防ぐためには暴力は役に立たないことがかわり、非暴力トレーニングが行われるようになった。
スポーツの場でも、教育の場でも体罰と称した暴力が行われている。
ぼくにも体罰を受けた経験がある。
でも、愛情があれば暴力は許されるなんて思わないほうがいい。
自分が乗り越えられたからといって、だれでも乗り越えられるとはかぎらない。
たまたま暴力を乗り越えたとしても、それで能力を伸ばしたなんてことはないのではないか。
暴力を使わなくても、意識改革で徹底したトレーニングはできるはず。
ぼくの親友のアキユキオさんは、アメリカで非暴力トレーニングの教育を受けてきた。
楽しい練習でなければ、人は伸びない。
勉強も、殴って勉強を教えるのではなく、勉強のおもしろさが身につけば、あとは自分で勉強する気になるのだ。
日本女子柔道だけの問題ではない。
中学から高校、大学などのスポーツや教育の場での日常的な暴力を、今すぐになくすべきである。
非暴力トレーニングをはじめるべきだ。
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