鎌田劇場へようこそ!(134)
海と大陸
イタリアの小さな島リノーサで、漁業を営むおじいちゃんと孫の物語。
おじいちゃん役のミンモ・クティッキョは、いい空気を出している。
アフリカから難民が多くなり、ヨーロッパ諸国は経済的事情で難民を受け入れられなくなってきていた。
命がけで海を渡ってくる難民たちを、おぼれてでも助けないようにしたい役人たちに対して、おじいちゃんは、おぼれている人を助けないわけにいけないと、幼児をつれた妊婦を助ける。
警察に届ければ、アフリカへ強制送還されてしまう。
葛藤しながらも、何とか命を守ろうとする。
そして、警察の目をかいくぐり親子をヨーロッパ大陸へ送り届けようとする。
息子は海で死んだ。
その嫁は島から出たいと思っている。
孫は、おじいちゃんを尊敬し、立派な漁師になりたいと思っている。
青い海がきれい。
その海に浮かぶいかだには、難民がこぼれるほど乗っている。
その一方、避暑客たちが歌い、踊り、バカンスを楽しむ船もある。
どちらの船にも、あふれるほどの人を乗せているが、状況は対照的だ。
映像で、格差をみせているのがうまい。
助けられた妊婦はエチオピア出身。
リビアまで出て、いかだで地中海をわたり、ヨーロッパ大陸に行こうとしていた。
大陸の間をはばむ海。
ときに海は、拒絶し、人の命を奪う。
かと思うと、何ごともなかったように、すべての人を受け入れる。
拒絶と寛容さが混在している。
4/6から岩波ホールでロードショー公開。
ぜひ、ご覧ください。
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