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2013年3月 2日 (土)

鎌田實の一日一冊(166)

「風力発電 挑戦から未来へ 原発事故後のエネルギー」(松宮煇著、東洋書店、2310円)

原発にかわって、自然エネルギーのなかで最も期待されている風力発電。
風力発電に命がけで取り込んできた松宮さんの渾身の本である。

風力発電がどれほどすばらしくても、地域独占の弊害や電力の自由化が行われていないことなどにより、なかなかそれ以上に広がらない。
時代遅れな社会の仕組みを変えなければならない。
前近代的な市場のシステムを変えなければいけない。

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原子力から風力へ、ヒステリックにならず、科学的にどうやって切り替えていくか。
エネルギー問題を頭のなかで整理したい人にとっても、とても参考になる本だと思う。

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