鎌田流・健康レシピ⑬~DHA、アラキドン酸
猿人は木の実などの植物だけを食べていた。
そのため、脳は350㏄から発達せず、100万年前に絶滅する。
しかし、骨髄の脂を食べていた猿人は生き残り、やがて原人やホモ・サピエンスへと脳を大きくしながら進化していった。
脳は、60%が脂でできている。
DHAは脳の約10%を占めている。
DHAはご存知のように、サンマやイワシ、サケなどに含まれている。
脂ののった魚を食べると、脳の働きがよくなるだけでなく、精神的な安定作用があるといわれている。
子どもの脳を発達させるためにも重要な働きをしているという。
子どもを魚嫌いにさせないことだ。
同時に魚にはアラキドン酸といういい脂が含まれている。
これは、肉や卵などにも含まれている。
子どものときから、野菜だけで育てようとすると、脳の発達に影響してしまう。
バランスが大事。野菜も大事だが、魚や肉、チーズなどをとることが大事なのだ。
アラキドン酸はオメガ3といういい脂につながっていく。
海馬という記憶に関係する脳の部位に、アラキドン酸は影響を与えるので、高齢者の認知症予防にも大事ということになる。
働き盛りの人のうつを予防するのにも、魚の脂EPAが大事だ。
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