体験を伝える
南三陸から「津波体験 未来への遺言」という文集が届けられた。
先人たちが明治や昭和の津波体験を伝えてきたように、自分たちも悲惨な体験を活字で伝えようと勇気をふりしぼった。
大事なことである。
ある補助財団が、岩手や宮城、福島のここまで津波がやってきたという地点に桜を植える運動をはじめている。
その桜並木は、大きな地震が来たときにはもっと高いところに逃げなければ、という一つの目安になる。
3月2~4日と9~11日に被災地を訪ねた際、5歳の男の子と女の子からかわいい手紙をもらった。繰り返し通い続けることの大切さを実感している。
すばらしい歌津をつくる協議会の機関紙「一燈」によると、ワカメ収穫がはじまったそうだ。
昨年はワカメのものもよく、値段も高く、元気が出て、町中わきあがった。
今年も期待していたが、昨年より生育が悪く、値段も30%安い。
ワカメの出来は、栄養豊富な河川からの水が流れ込むかどうかが勝負。
これから雪がとけ、栄養豊かな河川の水がワカメにいきわたれば、ワカメはぐんぐん育つ。
とれたてのワカメをシャブシャブにして食べると本当にうまい。
漁師さんたちが元気になるといいな。
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