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2013年3月10日 (日)

学生時代の困ったカマタ

大学時代の野球部の同級生から久しぶりに手紙がきた。
岡山県新見市に講演に行くことを知り、この町のおいしいラーメン屋さんを教えてくれたのである。

ちょうどお父さんの介護をしているという。
ぼくに在宅ケアの話など、ぜひ、しっかりと話してほしいと書かれていた。
問題はここから先。そのあとに続く文章に、ぼくは驚いた。

「大学6年間、先生と同じ野球部で過ごしたこと、今でも鮮明に思い出されます。
会津磐梯、熱海での合宿で、先生に四の字固めにあったこと」

えっ? ぼくはこんなこと、全然覚えていない。
こんなこと、まさかするとは思えない。
ぼくはこういう学生だったのかな。

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「恐怖の7.8.9と呼ばれたこと」

野球の下位打線のことだと思うが、自分たちのチームの下位打線に対して、そんなふうに呼んだ覚えはまったくない。
ただ、ダメなキャプテンをしていたので、こんなことを言ってしまったのかもしれない。
カマタ流のほめ言葉で、突然すごいことを起こす下位打線ということを言いたかったのかもしれない。
身に覚えはないが、学生時代のぼくをそう弁護しておきたい。

「競馬の天皇賞でヤマニンウエーブとパッシングゴール3-7で万馬券を当て、先生から配当をもらったことなど、思い出は数数えきれません」

この記述に至っては、驚きでしかない。
万馬券など当てたことなどない気がするが、同級生の記憶力はすごい。
運だけで生きてた学生なので、万馬券という運もありえないことではない。
久々に同級生の手紙を見て、大笑いしてしまった。

ぼく自身は、かなりまともな学生だと思っていたけれど、周りからはあまりそうとは思ってもらえなかったようだ。
無頼漢と言われたこともある。
無法青年だったのだろう。
わがことながら、困ったものである。

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