ナイルの風
ナイル川は、今も昔もエジプトに恵みを与えてきた。
アスワンの新ダムと旧ダムは、エジプトの電力のすべてをまかなっている。
アフリカでは珍しく水道水が飲める。
豊かな農業も展開され、農作物は輸出されている。
魚もとれる。
あのピラミッドの石も、船でアスワンの方から運ばれたという。
ナイル川の幸運は風である。
日によって違うが、多くの場合、海から内陸部へ風が吹く。
帆を立てれば、その風をうけて下流から上流へと物を運ぶことが出来る。
これが、エジプトを豊かにしたのである。
ファルーカという帆船にどうしても乗りたくなった。
わずかな風を上手に利用しながら、下流へも上流へも見事に船は進んだ。
「風まかせ」の人生というと頼りないが、エジプト人はわずかな風を見事にコントロールし、豊かさを築いてきた。
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