ケニアのマサイマラの雲は表情が豊かだ。
55年ほど前、「少年ケニア」という読み物絵本のファンだった。マサイ族の少年の物語である。
「少年ケニア」を思い出しながら、空を眺めた。
楽しそうな雲がいた。
ちょっと悲しそうな表情の雲もいる。
いばって怖そうな雲もいた。
雲にも分裂気質の雲がいた。
まとまろう、まとまろうとしている雲の中で、孤高を凛として示しているようなかっこいい雲もいた。
刻々と雲の表情は変わる。まるで人生のようだ。
嬉しい時があったり、哀しい時があったり、楽しい時があったり、イライラする時もある。
雲はおもしろい。