鎌田劇場へようこそ!(135)
「世界が食べられなくなる日」
遺伝子組み換え作物(GM作物)は、世界に広がりはじていている。
GM作物に厳しい目をもっているはずの日本は、タネは入れないようにしているもののも、加工食品はザルの目をくぐり抜けるがごとく、日本に入ってきている。
GM作物をつくる企業では、タネと農薬をセットにして売っている。
その作物は枯らさずに、その他の雑草を枯らすことができる農薬である。
分子生物学者は、このGM作物と、残留農薬を長期的にラットに与え、実験した。
その結果、ラットに腫瘍ができていく。
一度、このタネを使い始めると、もう後戻りはできない。
企業は毎年毎年、農家にタネと農薬をセットで売り、もうかるような仕組みをつくっている。
TPPが結ばれると、日本の食の安全はさらに厳しい状況に追い込まれる気がする。
これまで、安全でおいしく、気候に合った作物をつくり、つないできた農業が危機に直面するかもしれない。
命を守る安全な食のために、丁寧な農業が経営としても成り立つようにする必要がある。
6/8から、渋谷アップリンクでロードショー。
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