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2013年5月16日 (木)

ブルゴスの大聖堂

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ブルゴスの大聖堂は世界遺産だ。
最も有名なのは、ステンドグラスの美しさ。
息を呑むほど美しい。
特に、青の美しさには、瞬間的に胸をつかまれた。

しかし、ナポレオンの攻撃によって、本物のステンドグラスは一つを残して全て壊されたという。
その後、新しいステンドグラスがはめらたが、ガイドによると美しさがまるで違うらしい。

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Photo_5 大聖堂(上)と、豪華絢爛な祭壇

大聖堂は、いくつもの礼拝堂を有し、カトリック教会の荘厳さが見事に現れている。
その美しい装飾品をつくった職人たちは、自分の名前を残すことはない。
だが、聖者の像に、おやっと思った。
サンマルコが、メガネをかけている。
もしかしたら、これをつくった職人は、聖者のなかに、自分の顔をもぐりこませたのではないか。
「おれは、ここにいるぞ」
職人の存在証明。自己顕示だ。

Photo_4 サンマルコがメガネ?

アルタミラの洞窟にも、何十もの左手のサインが残されている。
その「おれは今生きているぞ」という自己顕示と、聖者のメガネには、ホモサピエンスの強い自我が感じ取れる。

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