洋上のピアニスト
エジプトの港ポートサイドから地中海に入り、エーゲ海へ。
砂漠の国エジプトから海に入っただけで、肌がじわっと回復してくるのが分かる。
ここからは、ピースボートでの旅である。
船の上は、哲学的な時間になる。
何もない海を見ていると自然と内省がはじまる。
エジプトのガイド、ハニーさんからいただいた分厚いコーランを読み始めた。
予想外にユダヤ教やキリスト教の事に触れているのに驚きである。
毎日、これから少しずつ読んでいこうと思っている。
夜になると、ウクライナ人のサーシャのピアノ。
彼は、ずーっとこの船に乗り続けている。
一年中この船で生活しているようだ。
ピアノのタッチは、優しくて軽やか。
洋上のピアニストとしては最適。
サーシャのピアノを聞いていると、再び内省の時間がはじまる。
海を見ても、コーランを読んでも、ピアノを聴いても、自分の中へ中へと思いが深まっていく。
至福の時。
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