仮想都市
ダフシュールという町に、ギザの3大ピラミッドよりも古いピラミッドがある。
クフ王の父にあたるスネフェル王のピラミッドだ。
屈折ピラミッドは、直線的に積み上げた石が崩れそうになり、傾斜がゆるい。
その後にできた赤のピラミッドは、かなり精巧にできている。
なぜ、これほどまでに大きくて高いものにこだわったのだろう。
古代都市は、リアルな威圧感とバーチャルな空想をかき立てるように仕組まれている。
ピラミッドの一個一個の巨大な石を見れば、これを積み上げさせた権力の凄さに驚く。
ナイル川東岸の生者の町から見れば、砂漠の中にある死者の町に異様な三角形の物体ができあがっていく。
それは、古代の人たちにとって、天までそびえるように見えたのではないか。
揺さぶられた人々の心の中から宗教や政治が生まれて来る。
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