イラク戦争で白血病の子どもが多くなっているのは、劣化ウラン弾が関係しているのではないか。
ぼくたちはそう疑ってきたが、いまだ証明できていない。
イラクの難民キャンプの子どもたち
イラク人ドクターのリカア先生は、信州大学医学部大学院で4年間学び、遺伝子研究を続けてきた。
その研究から見えてきたものは、白血病の前段階といわれている、骨髄異形成症候群(MDS)という病気が多くなっていることに、劣化ウラン弾が関係しているのではないか、という推論だ。
さらにぼくたちは、このリカア先生の研究を支援しながら、いずれは長期的な健康被害を及ぼしかねない劣化ウラン弾の使用禁止を、世界に呼びかけたいと思っている。