居場所づくり
女の人たちは、悲しいときにはよく泣くが、仲間と歌を歌ったり、手作業をしたり、炊き出しをしたりして、気を紛らわすことが上手だ。
しかし、男の人は閉じこもりになりやすい。
そんな男たちが集まれるように、「男の木工」という居場所ができはじめていた。
場所は、南相馬の工場。
休日に、その一角を貸してもらい、男たちが集まっていた。
すばらしい机をつくっていた。
その机は、小高地区に開かれたカフェに買ってもらった。
そのカフェは、障害がある若者たちの雇用の場になっている。
鎌田が来るというので、この日はカフェ開設以来いちばんの混雑という。
閉じこもっている男を元気にしたり、障害者の雇用を広げたり。
ちょっと工夫をすると、次々にあたたかな連鎖がおきる。
障害者の雇用を広げようとしてるのは、ほっと悠というNPO。
リーダーの村田さんとぼくは、震災半年前に知り合いになり、それがきっかけで南相馬の支援が続いている。
縁は不思議なものだ。
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