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2013年6月 6日 (木)

好評、鎌田のレシピ本

「鎌田式健康ごはん」(マガジンハウス)が、健康本ランキングで3位になった。
好調のようだ。
初版3万5000部から3週間で1万3000部の増刷が決まった。

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タイトルの通り、キーワードは「健康」。
一般的な味噌汁の塩分量は1.4グラムだが、ここで紹介している具だくさん味噌汁は塩分が0.7グラム。ちなみに、かつての長野の味噌汁は2.0グラムと塩辛く、これが脳卒中の原因の高血圧をつくっていた。

野菜をたっぷりとる方法、魚の上手な調理の仕方、ねばねばのススメ、発酵食品の効用、缶詰や惣菜の活用法などを掲載している。

もう一つのキーワードは「簡単」。
不器用なカマタでも、ピーラーでごぼうやニンジンをそいで、そのまま炊き込みご飯にしてしまうとか、とにかく簡単なのだ。

一人暮らしの男性から、お便りをいただいた。
奥さんを亡くしてから、栄養のことまで考えられなかったが、この本を手にとり発見が多かったようだ。
特に、缶詰や惣菜のきんぴらごぼうをうまく利用するなど、今まで料理をしなかった中高年の男性にとっても、簡単にできてうれしい、という声をいただいた。

もちろん、一人暮らしの女性や共働きの家庭でも、時間をかけずに、おいしくて健康にいいご飯のヒントになると思う。

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