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2013年6月22日 (土)

憲法9条

7月の参院選で自民党の大勝になると、まず憲法96条を変えられ、憲法9条もいずれ変えられるだろう。
もし、そうなれば、貿易立国ニッポンにとって、ピンチである。

保守主義の人にとって、憲法9条はどうしても変えたいところであろうが、これを変えると日本はアジアのなかで、文化的交流や、経済的に交易をしづらい状況になる。
日本たたきが強まり、中国や韓国の思うツボになる。
アメリカも、アジアのリバランスを考えており、日本一辺倒で応援してくれるはずはない。
日本の肩をもちながら、裏で中国と手を握るだろう。

日本の政治家がもっと、憲法9条こそ、第二次大戦に対する日本の反省であることを広く海外に伝え続ければ、日本の歴史観を批判されたりすることはないように思う。
この憲法9条がなかったら、日本は世界のなかでそれほど信用されなかったと思うし、貿易立国として、経済を高度成長させることも難しかったのではないか。

憲法9条が古ぼけているとか、現実に合っていないという人がいるが、憲法9条は語らなければパワーを生まない。
外国の人に憲法9条の話をすればいい。

外国でボランティア活動をしていると、憲法9条が大きな後ろ盾になる。
憲法9条があることを話すと、とても活動しやすくなるのだ。

日本は誤解されすぎている。
違う言葉を使ってコミュニケーションをする能力が低いため、日本がやってきたことや目指していることを十分理解されているとは思わない。

この選挙が、改憲の第一歩になってほしくないと思う。

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