鎌田劇場へようこそ!(138)
「トゥ・ザ・ワンダー」
8/9よりTOHOシマズ・シャンテなどでロードショー。
監督はテレンス・マリック。
2011年「ツリー・オブ・ライフ」がカンヌ映画祭で、最高賞であるパルムドール賞を受賞。
その受賞のときにも、監督は顔を出さなかった。
映画のプログラムにも、顔写真すらない。
「天国の日々」を撮ってから20年間、何をしていたのかわからない。
不思議な天才肌の監督だ。
俳優は、チェルノブイリで評判になった「故郷よ」のオルガ・キュリレンコ。
注目の女優である。
ボンドガールに抜擢され、大女優の道を歩き始めている。
映画は、なんとも詩情豊か。
夕暮れや朝焼けなど、一瞬しかみせない色合いの時間を上手に切り取っている。
なんとも贅沢な映画
ゆったりとした、すき間がいっぱいあり、生きるとは何か、愛とは何かを内省させてくれる。
「ツリー・オブ・ライフ」もそうであったが、テレンス・マリックの映画は、そうしたすき間がいっぱいある。
暗い映画館の席に深く沈みこんで、生きるとは、愛とは何かを考える、テレンス・マリックのマジックにかかってみるのもいい。
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