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2013年7月 6日 (土)

原発事故541

南相馬のよつば保育園はいま、0.1マイクロシーベルト。
これまでに2回、除染をした。

県外のボランティア団体から水を供給してもらい、保育園内で使う水だけでなく、園児の家庭にも配っている。
現在、園児は140人いる。
そのうち、小さいな子どものクラスは40人。
だが、乳児保育の施設は再開できていない。保育士が足りないためだという。

被災地で看護師が不足していることは、このブログでも言ってきたが、保育士も足りないということだ。
この問題は、しばらくつきまとうだろう。

1306304__ 蓼科にて

低線量被爆に関して、きちんとコンセンサスが得られないかぎり、小さな子どもをもつ親は判断に迷う。
「できるだけ県外に」と言いながら、県内にとどまっている人たちには「だいじょうぶ」と言うような一部の医療者の一致しない言動に、親たちはどうしたらいいか苦しんでいる。

こうした親たちの不安に対しては、やはり健診と放射能の見える化、保養が大事である。
甲状腺健診を充実させ、4年たたないと甲状腺がんは見つからないなんていわずに、早期発見につとめるべきだ。
体内被爆に関しては、県内の子どもをくまなく年2回、受診できるシステムにし、同時に、測定方法を統一し、データを共有してまとめるべきである。

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