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2013年7月 6日 (土)

仮設住宅を訪ねて

先月、南相馬の絆診療所で講演した際、仮設住宅を2軒訪ねた。

ある女性は、少し認知症がはじまっている92歳の夫の母をみていた。
義母は、3月11日、デイケアに行っていたが、一瞬の差で逃げる車に乗り込むことができ、助かった。

この女性の夫は、震災前に病気で亡くなった。
義母をみかながらの狭い仮設住宅での生活だが、にこにこしていて、なんともすごい。
感心した。

Photo_2 仲良く並ぶユリカモメ

もう一軒は、年配の夫婦。
夫が「ぼくはまかない夫です。家のことは全部やります」と笑う。
妻は膝が痛くて、なかなか家のことができないのだそうだ。
やさしい夫である。

いろんな家族の形がある。
みんな、必死に生きているのがわかった。

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