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「楽園からの旅人」
今年の夏の映画は名画が多い。そのなかでもイチオシは「木靴の樹」「ポー川のひかり」をつくったエルマンノ・オルミ監督のこの作品。
美しい映像。オルミは天才。
壊されかけている教会に逃げ込んだアフリカ難民。彼らの目は輝き、肉体は凛として、無駄のない美しさがある。なんとも暗示的な映画である。
この夏、観るなら「嘆きのピエタ」か、「楽園からの旅人」。多くの人にとって、はずれのない作品だと思う。
8/17より岩波ホールでロードショー。
鎌田實 2013年8月 3日 (土) 08時00分 | 固定リンク Tweet