鎌田劇場へようこそ!(143)
岩波ホールで緊急上映されている「ひろしま~石内都・遺されたものたち」(リンダ・ホーグランド監督)
これがなかなかすごい。
同時上映されている「ヒロシマナガサキ」(スティーブン・オカザキ監督)は、友人の笹森恵子さんが出ているために、すでにみていた。
今回「ひろしま」を見て心が揺さぶられた。
写真家の石内都の展覧会を中心にしながら、静かな映像で、命とは何か、戦争とは何か、平和とは何かを語っていく。
ホーグランド監督はこう語る。
「いまでも「原爆投下は正しかった」と考えているアメリカ人はたくさんいます。
パキスタンやアフガニスタンで正義の名の下に戦争をやっているように、
アメリカには正義のためなら人を殺してもいいという神話があるのです。
その根深い神話と戦うには"美しいワンピース"しかなかった。
アメリカではどんなにリベラルな人でも、広島、そして戦争についての正面玄関は閉じられています。
だから私は勝手口を探すしかありませんでした。正義のために人を殺すべきだという幻想はロジックではない。
だからこちらも理屈じゃないもので対抗するしかないのです」
笹森恵子さんの養父ノーマン・カズンズは、ヒロシマ、ナガサキに原爆を落としたことを自己批判する数少ないアメリカ人の一人だった。
「正面玄関」が閉じられているアメリカに対し、広島で死んでいった人たちが身に着けていたワンピースの写真から、死ななくていい人たちの姿を、見る側の想像力でつくりあげていく映画だ。
上映は16日まで。残念至極。
ぜひ、見てください。
岩波ホールについてはこちら↓
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