「西の窓辺へお行きなさい」(武田鉄矢著、小学館、1470円)
副題は「折り返すという技術」。
おりていくとは、引き返すことではなく、穏やかに生きるための技術である、と書いている。
人生の午後を楽しむ極意、最短の道ではなく、安全な道を選ぶ知恵、など人生のピークを過ぎた後の折り返し方を提示している。
今まで語らなかった実のお兄さんの話も興味深い。
週刊ポストで武田鉄矢さんと対談した。
武田さんとぼくとは同い年の団塊の世代。
自らの死を意識しはじめる、折り返し技術が必要な年代だ。
とても面白い対談になった。