がんばらない経済学22
ついに国の借金が1100兆円になった。
アベノミクスで17兆円の大盤振る舞いをしていることが大きいようだ。
安倍さんは「毒をもって毒を制する」ような治療をしている証拠である。
日本の財政の健全化に対する、外国からの重圧はあるが、外国をどれだけ納得させられるかが大事だ。
現在、日本の個人資産は1560兆円、対外純資産は296兆円、主な大企業が抱える内部留保は267兆円。
国は貧乏だが、個人と大企業は2000兆円をもっている。
ここが、ギリシャやスペインとは圧倒的に違うところである。
このことを政治家が世界にメッセージをおくれるかどうか。
一方で、企業の役割も大きい。
日本の対外純資産は、20年連続で世界一である。
企業が抱えている内部留保の一割でも投資に使い始めてくれれば、公共投資以上の効果を生み出す。
企業が日本のため、国民のために決断をするときではないか。
企業が自主的に1割を使うという決断ができないならば、国が投資減税を行い、内部留保に税金をかけるという荒治療を行うべきと思う。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- ウクライナを想う(83)(2023.11.01)
- ウクライナを想う(81)(2023.10.30)
- ウクライナを想う(82)(2023.10.31)
- 嘆きの壁(2023.10.29)
- エルサレム東側も(2023.10.28)