リカア先生と再会
イラクのリカア先生が、JCFの招聘で一か月間、信州大学に来ている。
イラクで多発している前白血病状態や白血病の子どもの遺伝子研究が評価されて、信州大学同窓会賞を受賞した。
信州大学同窓会賞を受賞したリカア先生と
リカア先生は4年間、信州大学で研修していたが、いったん北イラクに帰っていた。
自宅のあるモスルに戻ると、すぐに携帯電話に脅迫電話がかかってきたそうだ。
結局、モスルにはいられず、クルド人自治地区の治安のいい町で医師を続けている。
イラクでは前白血病状態の骨髄異形成症候群の子どもが増えている。
リカア先生は今、論文をまとめているが、劣化ウラン弾と、前白血病状態や白血病を起こす遺伝子異常の関係を証明できれる可能性が出てきた。
12月にまた信州に来て研究を続ける予定だが、その前に久しぶりに再会できてよかった。
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