暴力の根絶を
天理大柔道部で暴力が日常化していることが明らかになった。
世界柔道選手権男子73キロ級で優勝した大野将平選手も関与していたことがわかり、大きな波紋を呼んでいる。
大野選手は以前、大学の調査で、現場にはいたが止められなかった、ふがいなく申し訳ない、と述べている。
ウソはまずい。
スポーツマンシップに反する。
悪いことをするとその後、次々に悪いことの連鎖が起きてくる。
だから、悪いことをしたと気が付いたときには、過ちを認め、謝る必要がある。
大学側も、適当なところでお茶を濁そうとするからいけない。
徹底的に膿を出さないとダメ。
これだけ、この一年、スポーツと暴力の問題について語られているにもかかわらず、大学側はニュースを見ないのだろうか。
ここにも大きな問題がある。
世界的な選手になる人は、ほんの一握りだ。
それ以外の人たちは、スポーツを通して、体力を鍛え、チームワークやルールを守る精神を学び、弱い人を守るという本当の強さを学ぶ場であるはず。
そこに暴力があっていいはずかない。
非暴力トレーナーを要請し、日本のスポーツ界に非暴力トレーニングという技術を広めてほしい。
そのほうが強く、感性豊かな選手を育てていくことができると思う。
| 固定リンク