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2013年10月16日 (水)

原発事故553

東京電力と東北電力が合わせて2億円、5年間で計10億円を六ヶ所村に寄付するという。
2012年5月、東電は寄付金を廃止すると表明したにもかかわらずである。
言っていることとやっていることが違う。嘘だらけだ。
嘘をつく。隠す。責任をもたない。
この3つが徹底して行われているところに、原発の下品さが表れている。

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この10億円は、東通原発にからんで、漁業振興対策費ということで、震災前から決められ、2010年から5年間、支払いが継続されるという。
収支悪化のため電気料金を上げた電力会社が、寄付を継続する。
このつけを、われわれの電気料金で払わされたのではたまったものではない。
経済産業省も、電気を供給するうえで必須とはいえず、寄付金に近いと述べているが、述べるだけでなく、やめさせるべきである。

原発事業を継続するために、どれほど人の心を曲げさせてきたか。
卑劣なお金を流してきたか。
そろそろ足を洗うときではないだろうか。

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