原発事故554
安倍首相は、汚染水はコントロール下にあると胸を張ったが、実際は日々、汚染水はもれ、港湾に入り込み、シルトフェンスを通って外洋に流れ込んでいることは間違いない。
正しい表現をすべきである。
地下水の流入をどうするか。
汚染水タンクからのもれをどうするか。
そして、汚染水をろ過装置で処理したとしても、トリチウムの問題は残る。
このトリチウムを処理する方法は今の科学の力ではない。
水に溶け込んでいるからである。
問題は山積みだ。
安倍首相の言葉を実現するには、もう東電には任せておけない。
国がリーダーシップをとるとなると、東電がそのまま生き残っているのはおかしい。
東電に融資した銀行に被害を出さないためだとすれば、資本主義のルールが守られていないことになる。
投資は自己責任である。
個人は損失を自己責任において覚悟する。
銀行だけ失敗しても守られるというのでは、おかしいのではないか。
東電を破産させると、東電に投資している人たちに被害が及ぶのは確かであるが、
投資するということはそういう自己責任が伴うものなのだということを改めて認識させたほうがいいと思う。
国のお金を投入するなら、東電をつぶして銀行の債権を無効にすべきだと思う。
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