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2013年10月

2013年10月31日 (木)

降圧剤データ改ざん問題

ノバルティスファーマの降圧剤ディオバンのデータ改ざん問題は、大きな衝撃を与えた。
複数の大学で不正が指摘されているが、滋賀医科大でも問題が出てきた。
最大で15%、論文のデータとカルテが一致しない部分があることを、学内調査委員会が公表した。
これに対して、大学側は、入力ミスはあったが、意図的な操作ではないと述べている。

1310252__ 岩次郎小屋のサルスベリも紅葉がはじまった

滋賀医科大はノバルティスファーマ社から、02~08年にかけて6550万の寄付を受けている。
結果としてデータ改ざんが15%もあり、意図的な操作はなかったとはなかなか信じにくい。
しかも、論文づくりには、ノバルティス社の元社員が2人かかわっている。

医学の正義はどこへ行ったのか。

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2013年10月30日 (水)

鎌田劇場へようこそ!(155)

「アイ・ウェイウェイは謝らない」

アイ・ウェイウェイという男のドキュメンタリー映画。
彼は、北京オリンピックスタジアムの「鳥の巣」の設計に参加した芸術家。

中国政府や警察の脅しに屈していない。
むしろ、挑発的でもある。
言うことを言わなければ、この国は変わらないと過激に主張しつづける。

Photo_2

あの中国という国で主張し続けるこの芸術家の胆力はすごい。
日本なんか、ずっと発言しやすい国なのに、顔色をうかがって、本当のことを言うのをためらってしまいがち。

彼は、鋭くとがった△。
彼は権力に匕首をつきつけ、戦いを挑んでいく。
中国にもすごい男がいる、とうれしくなった。

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2013年10月29日 (火)

原発事故555

淡水化装置内のホースの接続部を外してしまい、汚染水をあびてしまう。
こんな不注意ミスからもわかるように、2400人の作業員の現場は非常にきびしい。

作業員の多くは経験不足。
経験者は50ミリシーベルト以上を被ばくして、現場に立てず、事務の仕事をしているらしい。

経験が少ないうえ、作業員の給料は一日2万円程度。
福島県内の除染作業の仕事とほとんどかわらなくなり、士気の低下もささやかれる。
その経験不足の作業員を管理する能力も、なくなっているように思う。

Photo 諏訪中央病院の庭で

こんな状態で、柏崎刈羽原発の再稼働を申請している。
とんでもないことだ。
東電の人手不足の現場を二つに分けてしまったら、廃炉に向けての作業がさらに難しくなる。
再稼働した原発で、安全性が保たれるかのも疑問だ。

まず廃炉作業をきちんとすすめるべきで、スタッフを二分する余力などないはずだ。
とにもかくにも、東電は現場の管理能力を高める必要がある。
オエライさんが安全なところから命令するだけというのでは、「コントロール」はできないと思う。

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2013年10月28日 (月)

介護の日セミナー

11月11日は介護の日。
今年も、介護の日セミナーが開かれる。
テーマは、「自分も介護を受ける日が来る! ~幸せな年の重ね方~」

具体的な介護の技について学びながら、今後の介護の在り方について考えるヒントが盛りだくさん。

2013「介護の日」セミナー

日時 11月11日 13.0~15.35(開場12.0)
会場 東京・イイノホール
   〒100-0011 千代田区内幸町2-1-1飯野ビル
   

プログラム
 鎌田實の講演「がまんしないで幸せに年を重ねる」
 トークセッション「幸せに年を重ねるための生活の知恵」

   コーディネーター/鎌田實
   コメンテーター/西村かおるさん、別府明子さん、葭田(よしだ)美知子さん

参加 無料
FAX、はがき、WEBによる申し込みが必要です
詳しくは、こちら↓

http://www.gambaranaikaigo.com/

午前中(10.0~12.0)は医療者向けのセミナー
「認知症462万人時代の生活を支える認知症の医療と看護」

こちらも、別途申し込みが必要。

お早めに、お申し込みください。

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2013年10月27日 (日)

ノーベル文学賞

今年も村上春樹の受賞はならなかった。
毎年、期待されているが、実際に候補にあがっているかはわからない。

ノーベル賞は、人間の核心をつくような文学をうちたてる作家に送られる傾向がある。
村上春樹は大衆作家ではないが、大衆作家のように売れすぎていることもマイナス要因になっているのではないか。

今年は、カナダの作家が選ばれたが、発表当日、ある新聞社から電話がかかってきた。
スベトラーナ・アレクシェービッチが、受賞しそうだというのだ。
日本ではほとんど知られていないこの作家のことを調べていたら、鎌田が過去に対談していることを知った。
もし、アレクシェービッチが受賞したときにはコメントをほしいという電話だった。

1310124__ 紅葉がはじまった諏訪中央病院の庭

アレクシェービッチはぼくと同い年。
ウクライナ生まれである。
国立ベラルーシ大学を卒業し、ジャーナリストになった。
「アフガン帰還兵の証言」「戦争は女の顔をしていない」「穴ボタンから見た戦争」など、
おもしろい本を書いている。
「チェルノブイリの祈り」では、動員された兵士や原発の労働者、強制疎開に従わず村に居残っているサマショーロウなど、
見落とされた歴史について語っている。
チェルノブイリ原発事故の概要を伝えることよりも、まったく未知なる巨大事故に遭遇したとき、人々は何を感じたかを描こうとしている。
彼女は、未来のことを書き記している、と今から5年ほど前の対談で語っていた。

その言葉どおり、2011年3月、福島第一原発事故がおきてしまった。

来年は、アレクシェービッチなのか、村上春樹なのか。
ノーベル文学賞に注目したい。

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2013年10月26日 (土)

読書の秋、鎌田の本をどうぞ

今年、何冊も立て続けに本を出している。

「がまんしなくていい」(集英社)
「鎌田式健康ごはん」(マガジンハウス)
「大・大往生」(小学館)
「○に近い△を生きる」(ポプラ新書)

ありがたいことに、いずれも好評をいただいている。
「がまんしなくていい」は3刷が決まった。
「○に近い△を生きる」は5刷、10万部を突破した。
そして、来月も講談社から新刊が出る。

1310156__ 雨の日の諏訪中央病院の庭

先日、ある高齢の方が鎌田の本を買おうと、書店の店員さんにたずねた。
「ゼロに近いなんとかという本、ありますか」と。
店員さんは、インターネットで探してくれたが、それはゼロ戦の話の本だった。
「○」は「ゼロ」でなく、「まる」です。

これらの本は、震災後、被災地を自分の足で歩き回りながらつかんだ鎌田式の生き方をそれぞれ違う切り口で書いた。
すべて読んでいただけると、鎌田がこの2年半、経験して学んだこと、どう生きたらいいかの、日本はどういう方向に進んだらいいのか、みえてくるように書いている。

今、子どもたちに命の大切を伝えたいと思い、三部作の絵本にもとりかかっている。
子どもたちにも新しい希望がもてるような三部作にしたいと思って、構想を練っているところだ。
白い町、あったかな息、クリスマスごろまでには、絶望のなかで希望をみつける幼児向けの絵本ができるといいな。

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2013年10月25日 (金)

鎌田劇場へようこそ!(154)

「鑑定士と顔のない依頼人」

オークションの天才鑑定士に舞い込んできた変な依頼。
資産家の家を訪ね、絵画や家具を鑑定するが、なぜか依頼人は姿をあらわさない。
ルールを破って依頼人の姿を見てしまう鑑定士は、若く魅力的な女性に心を奪われる。

潔癖症で友達もいず、結婚もしていない。
孤独。
その鑑定士が罠にはまっていく。
だまざれて、だまされて、まただまされる。

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「英国王のスピーチ」で名演技を披露したジェフリー・ラッシュが好演。
監督は「ニュー・シネマ・パラダイス」や「海の上のピアニスト」のトルナトーレ監督。
音楽もいい。一級のミステリー映画だ。

友情も信頼関係も全部いつわれる、というセリフが出てくるが、まさにその通り。
いつわりの関係でも、孤独であるよりいいように思えた。
からくり人形が魅力的で不気味で楽しい。
ムチャクチャおもしろい。

12月公開。

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2013年10月24日 (木)

無理難題のインタビュー

10/21発売の週刊プレイボーイでおもしろいインタビューを受けた。
もてない男がどうしたらもてるか、という無理難題のインタビュー。
こんなくだらない質問(笑)を一時間。
一冊の本になりそうなくらい、おもしろかった。

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富山から十三夜の月が見えた。

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感謝

諏訪中央病院看護専門学校の若者たちが文化祭で集めたお金を、今年も日本チェルノブイリ連帯基金へ多額の寄付をしてくれました。

20131015

福島の子どもたちを助けるためにぜひ使ってほしいとメッセージをいただきました。
福島の子どもたちの保養や、外部被ばくの目安を知るガラスバッチの貸出などの取り組みに役立てたいと思います。
感謝。

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2013年10月23日 (水)

○△□

丹波の和久先生から、新刊『○に近い△を生きる』(ポプラ新書)のお祝いにと、お酒が送られてきた。
「○△□」というお酒だ。
笑ってしまった。
○△□は、禅の思想をあらわしているという。

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和久先生は小児科医。
ほかの病院の小児科が2つ閉鎖され、和久先生の働く病院に患者が殺到した。
その忙しさのため、同僚の医師がやめていく。
和久先生もやめようと思ったとき、お母さんたちが小児科のドクターたちに感謝しようと「ありがとうポスト」をつくった。
ありがとうの一言で、和久先生は地域に残ることに決めた。

住民が感謝してくれる病院と評判になり、小児科医は徐々に増え、関連大学の小児科の医局も理解を示し、今では5人の小児科医が地域の小児科医療をまもっている。

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2013年10月22日 (火)

鎌田實の一日一冊(192)

「アーレント=ハイデガー往復書簡」(大島かおり・木田元翻訳、みすず書房、6090円)

哲学者アーレントの話がこの秋、「ハンナ・アーレント」という映画になる。
それを機に、この本をむさぼり読んでいる。

アーレントが女学生だったとき、新進気鋭の教授ハイデガーと情熱的な恋に落ちる。
着いたり離れたりしながら、50年間の関係。
それぞれ家族をもっているが、ハイデガーはアーレントに心を奪われているようだ。
なんともおもしろい。

Photo

ハイデガーはナチスに入党したり、とんでもない哲学者であるが、彼の「存在と時間」はおもしろい。
心があるということはどういうことかを分析。
経験や知性、思考のなかで、人間は「世界内存在」として生存すると説明している。

人間は時間の流れのなかにあって、過去、現在、未来という時間を抱え込んで存在している。
未来の可能性を見出そうとして、前向きに現在を生きる、それが実存的生き方。
未来を見据えたとき、確実なものは死。
しかし、ハイデガーは、確実にやってくる死に向かって自由であることのみが、現存在に端的な目標を与える、
非存在となる死があるからこそ、未来に向かって生き生きと生きるという実存的生き方を示した。
不安や恐怖をもたらすものと考えられている「死」をひきうけることによって、人間の本来的な存在の意味がはっきりしてくる。
ならば、死を怖がらないことだ。

このハイデガーの哲学が生まれるときに、アーレントという女性がいた。
これだから人間はおもしろい。

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2013年10月21日 (月)

シリア難民支援報告会

イラクにいるJIM-NETの現地スタッフ、イブラヒムから情報が入った。
バスラ大学前でテロがあったということだ。
シリアの混乱に乗じて、テロリストたちがにわかに騒がしくなっている。

イラクのアルビルでも政府機関がテロに遭っている。
やっと落ち着いてきたイラクが、再びきな臭くなくなるのはこりごりだ。

アルビルにできたシリア難民キャンプへと、JIM-NETの佐藤真紀さんと榎本さんが支援のために活動開始しているので、注意が必要。
とにかく 平和になってほしい。

JIM-NETでは、シリア難民支援報告会を開催する。
興味のある方はぜひ、ご参加ください。

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シリア難民支援報告会

◆日時:20131028日(月)1830受付開始 1900スタート

◆会場:高田第二区民集会室1
    東京都豊島区高田3-18-3

       http://goo.gl/maps/nPaUo

    高田馬場駅早稲田口より徒歩6

◆参加費:500(JIM-NETサポーターは無料)

◆報告者:榎本彰子 JIM-NET海外事業プロジェクトマネージャー

イラク支援事業とシリア難民支援事業を担当。
シリア難民支援では、妊産婦支援や物資支援などの緊急支援を実施。
今後は、羊毛手工芸品製作などによる女性の現金収入向上活動の支援も企画中。

◆予約・お問い合せ

日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET
03-6228-0746
info-jim@jim-net.net

※席数に限りがありますので、なるべく事前の申し込みをお願い致します。

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シリア難民は200万人を超え、毎日平均約5千人が国外に逃れる状況が続いています。国連では、年内に300万人に達し、2014年末には500万人以上に達すると予測しています。

JIM-NETの活動国であるイラク・ヨルダンにもシリア難民が大量に逃れてきているため、 緊急支援を実施しています。

慣れない土地で不安を抱きながら出産する母親たちの支援、JIM-NETイラク事務所の在るアルビル郊外に新しくできた難民キャンプの調査や粉ミルクの配布をはじめとした活動をご報告させていただきます。

シリア難民の女性たちのエンパワメントを支援する、羊毛を使った手工芸品製作のプロジェクトも始まっています。皆様から意見をいただきながら、今後の支援の計画についてもお話ししたいと思います。

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JIM-NETでは、シリア緊急難民支援募金を受け付けています。
http://www.jim-net.net/supporters/#donation

(クレジットカードで募金していただけます。難民支援をお選びください。)

◆郵便振替口座◆

00540-2-94945/日本イラク医療ネット

 通信欄に「難民支援」とご記入ください。

 

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お知らせ

本日10/21午後8時~、「ハートネットTV シリーズワザあり“介護”」(NHK・Eテレ)の第4回が放送される。
3回までは、認知症介護における、旅、食、アートの力を紹介してきたが、今回は介護者が幸せになるためにどんな視点が必要かを語る。
再放送は、10/28(月)午後1時05分から。

10/24午後8時~「オフもワイワイ!ジャイヤンツナイター」(ラジオ日本、午後6時~9時)に生出演する。

24日午後10時~、「BSニュース 日経プラス10」(BSジャパン)に、ノンフィクション作家の石井光太さんと鎌田實がゲスト出演し、「被災地・福島は今・・・」と題して復興支援や放射能汚染の問題などについて語り合う。

ぜひ、ご視聴ください。

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2013年10月20日 (日)

小淵沢でがんばらない

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「日曜はがんばらない」(毎週日曜10.0~)の収録が、山梨県の小淵沢のアルソア化粧品で行われた。
林の中にあるとてもすてきな会社だ。
ここでは、地域の人に開かれた音楽会や、健康や美容の講演会も開かれている。

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工藤夕貴さんと村上信夫さんと、実に気持ちのいい収録となった。
アルソアではマクロビオティックの昼食を出しているが、そのシェフも登場して、健康な食のために気をつけていることを聞いた。

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「日曜はがんばらない」は、こちらでも聞けます↓

http://www.joqr.co.jp/kamata/

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2013年10月19日 (土)

満員御礼

『○に近い△を生きる』(ポプラ新書)の出版記念講演会は、どこの会場も満員札止めとなった。
ありがたいことだ。

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大きなホールでの講演会の一方、先日は大阪の隆祥館書店という本屋さんで講演をした。
60年間、家族で守ってきた本屋さんだ。
ポプラ社の新刊を記念して、できたら町の小さな書店で、少人数でぜいたくな講演会をしたいとお願いをしたところ、
この隆祥館書店さんと尼崎の小林書店さんが、気持ちよく引き受けてくれた。
両方とも、百数十人のお客さんとの家族的な講演会になった。
このところ2000人くらいのホールが多かったが、小さな会場での講演は逆に新鮮で楽しかった。

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「○に近い△を生きる」は好評で、本を入れても追いつかないという。
南相馬のツタヤでも、ぼくの本は1週間待ちと言われたそうだ。
ついに4刷が決定した。
発刊3週間で7万部。

読まれた方から、たくさんのお便りをいただいている。
「今までにないスタイルだ」
「おもしろい」
「気持ちが楽になった」

「△を生きる」が流行語になるとおもしろいと思っている。

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2013年10月18日 (金)

原発事故554

安倍首相は、汚染水はコントロール下にあると胸を張ったが、実際は日々、汚染水はもれ、港湾に入り込み、シルトフェンスを通って外洋に流れ込んでいることは間違いない。
正しい表現をすべきである。

地下水の流入をどうするか。
汚染水タンクからのもれをどうするか。
そして、汚染水をろ過装置で処理したとしても、トリチウムの問題は残る。
このトリチウムを処理する方法は今の科学の力ではない。
水に溶け込んでいるからである。
問題は山積みだ。

1309198__ 諏訪中央病院の庭

安倍首相の言葉を実現するには、もう東電には任せておけない。
国がリーダーシップをとるとなると、東電がそのまま生き残っているのはおかしい。

東電に融資した銀行に被害を出さないためだとすれば、資本主義のルールが守られていないことになる。
投資は自己責任である。
個人は損失を自己責任において覚悟する。
銀行だけ失敗しても守られるというのでは、おかしいのではないか。

東電を破産させると、東電に投資している人たちに被害が及ぶのは確かであるが、
投資するということはそういう自己責任が伴うものなのだということを改めて認識させたほうがいいと思う。
国のお金を投入するなら、東電をつぶして銀行の債権を無効にすべきだと思う。

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2013年10月17日 (木)

鎌田劇場へようこそ!(153)

「ブロークンシティ」

ノンストップ・クライム・サスペンス。
うまくできている。おもしろい。

元刑事が、ニューヨーク市長という巨悪と対決していく。
マーク・ウォールバーグとラッセル・クロウが好演している。

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市長から妻の浮気調査を依頼される。
その相手が、市長選挙の対立候補の選挙対策部長だ。

やがて、40億ドルの裏金が潜んでいる話になっていく。
市長に協力していると思われた警察の署長が謎の動きをはじめる。
思わず、ひきこまれてしまう展開。
うまくできている映画だ。

19日から全国ロードショー。

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2013年10月16日 (水)

原発事故553

東京電力と東北電力が合わせて2億円、5年間で計10億円を六ヶ所村に寄付するという。
2012年5月、東電は寄付金を廃止すると表明したにもかかわらずである。
言っていることとやっていることが違う。嘘だらけだ。
嘘をつく。隠す。責任をもたない。
この3つが徹底して行われているところに、原発の下品さが表れている。

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この10億円は、東通原発にからんで、漁業振興対策費ということで、震災前から決められ、2010年から5年間、支払いが継続されるという。
収支悪化のため電気料金を上げた電力会社が、寄付を継続する。
このつけを、われわれの電気料金で払わされたのではたまったものではない。
経済産業省も、電気を供給するうえで必須とはいえず、寄付金に近いと述べているが、述べるだけでなく、やめさせるべきである。

原発事業を継続するために、どれほど人の心を曲げさせてきたか。
卑劣なお金を流してきたか。
そろそろ足を洗うときではないだろうか。

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2013年10月15日 (火)

原発事故552

緊急時避難準備区域が解除されて2年がたつ。
しかし、原発20~30キロ圏にある地域での帰還のスピードはあがっていない。

1309196__ 諏訪中央病院の庭

今のところ62%。
子どもをもつ世代で帰還しているのは、4~5割にとどまる。
商店などでは、人を募集しても集まらない状態が続いている。

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2013年10月14日 (月)

放射線技師 募集

福島県で「放射線の見える化」に積極的に取り組んでいる町がある。
ホールボディカウンタで内部被ばくを測定しているが、放射線技師が辞めた後、補充ができていない。

放射線技師のライセンスをもっている方で、ご興味のある方は下記までご連絡ください。

諏訪中央病院 鎌田、秘書・牛山 電話0266-72-2158

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松江で地域医療学会

松江で、国保直診の地域医療学会が開かれた。
学会の市民公開講座を頼まれて、司会兼コメンテーターをした。

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真ん中のドクターは瀬戸上先生。
35年、鹿児島県の下こしき島で離島医療を行ってきた。
島で、肺がんや乳がんの治療もやってきた。
腹部大動脈瘤の手術も島で行ったことがあるというから驚きだ。
赴任前には、肺がんに関しては鹿児島のなかでも1、2を争うほど手術をこなしていたという。
その話が、「Dr.コトー診療所」という漫画になった。
作者の山田貴敏さんと対談したことがある。
その後、テレビドラマにもなった。

松江では、ノドグロなどのおいしい魚を友人の米田さんからごちそうになった。

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これは、松江城。

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2013年10月13日 (日)

新書ランキング1位

『○に近い△を生きる』(ポプラ社)は新書部門で、笠原書店本店で1位、アマゾンで1位、オール紀伊國屋書で2位と好評だ。

本日13日には、読売新聞に再び広告が掲載されている。
毎日、朝日、日経などの各紙新聞でも繰り返し大きな広告が入る。
さらに日経新聞、夕刊フジ、日刊ゲンダイなどで、記事としても大きく取り上げられる。

Photo_2 笠原書店本店で新書ランキング1位に

「言い過ぎではないくらい、日本中、世界中の人に読んでほしいと思った」
「最後に救われた一節、「正しいことをしている間は、よい風が吹くのを待てばいい。大事なのは待つこと」」
「行き詰っている人に読んでほしい。心が必ず軽くなる」

読者から、こんなうれしい声をいただいている。
まだお読みでない方は、ぜひどうぞ。

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2013年10月12日 (土)

原発事故551

汚染水の処理も十分にできていない。
核廃棄物を10万年、安全を守りながら埋める場所も見つかっていない。
原発事故のための除染や賠償、廃炉処分のお金は15兆円を超すだろう。

それを電気代に上乗せしたとすると、原発をもっていない沖縄のほうがかえって電気代が安くなる。
原発をもっていることで、電気代まで高くなる。
そして、福島県民をこれだけ苦しめている。

1310122__

それでも、まだ原発をもち続けようという発想がわからない。
小泉元首相が、反原発の演説をしたというのは、小泉さんのカンの鋭さである。
今、原発はまったく動いていないが、電力不足にはなっていない。
東電をつぶし、債権を銀行と投資家たちに放棄させ、汚染水と廃炉に関しては国が責任をもって行うのが妥当だと思う。

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2013年10月11日 (金)

アハメドくんの紙芝居

石川県で、「アハメドくんのいのちのリレー」(集英社)の紙芝居をつくっている看護師さんがいる。
震災直後も、長期的に何度も石巻に入って、JIM-NETの川添看護師さんらを応援してくれた。

Photo「獣の心」について考えています。
人が人を憎むのは、人間特有の感情かもしれない。だとしたら、「憎む」という感情を「獣」というのはあたらない。
「獣の心」=動物の本能というとらえ方をするなら・・・
息子を殺された父親が憎む気持ちを横におけるのは、相手を許したのではなく、相手を憎む気持ちを乗り越えて、人としてどうすべきかを考えたということ。
この絵本は素直に私の心を揺さぶった。
鎌田先生の伝えようとする「戦争を終わらせたい」という思いを伝えたいと思う。

そんな手紙をいただいた。
10月の初め、地域で紙芝居の会をしてくれたそうだ。

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2013年10月10日 (木)

原発事故550

復興のフロントランナーと言われた福島県川内村の遠藤村長。
ちょっと見直した。

新潟県知事が、東電の柏崎刈羽原発の再稼働を求める申請を承認した。
これに対して、遠藤村長は、
新潟県知事の再稼働反対の姿勢を評価してきただけに残念な思いを強めると述べている。
なし崩しを警戒するとも言っている。
気づいたら、日本の原発がすべて稼働し、原発事故の前後で何も変わらないなどという事態になば、
あの事故はなんだったのか。

大事な視点だ。
いち早く「帰村宣言」をしたとき、この人は何もわかっていないのではないかと思ったが、
つらいところで悩んでいたことがわかってきた。

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川内村の村民の8割は今も避難を続けている。
20~40代の帰村率は19%と低い。
お年寄りは帰ってきたけれど、若者や子どもは帰ってこない。

村長は、すぐに帰還が難しい人には新たな生活を支援する政策に切り替える時期だと思う、と述べている。
すでに除染に200億円使われているが、山もすべて除染すると1000億円以上になる。
本当にやり続けることができるのか、と疑問に思っている。

国はそれを議論しないといけないと思う。
もっと村に自由な裁量を与えて、帰れない人たちが新しい生活のスタートを切れるようにするのも国の政策だと思う。
今のままでは、帰った人と帰れない人がいがみ合う結果になっていくだろう。
国はもうちょっと明確な方針を出すべきである。

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2013年10月 9日 (水)

どうなるオバマケア

アメリカでは医療保険制度改革により、国民皆保険制度が10月1日から始まるはずだったが、共和党の抵抗により、政府機関が一部閉鎖している。

10年間で93兆円にのぼる、国民皆保険制度のための関連費用が財政を圧迫すると共和党は反対している。
共和党は一貫して小さな政府を主張し、自己責任で民間保険に入ればいいと考えているのである。

アメリカの医療費は、病院が値段を決めることができるために、高騰している。
とれに比例して、民間の保険料も高騰している。
中流の中ぐらいの年収の人でも、保険料が高くて医療保険に入れないという人も現れ始めている。

1309194__ 秋の青空の下の諏訪中央病院

アメリカでは3億人の人口のうち、5割の1億5000万人は勤務先が民間保険に加入。
3割が65歳以上のメディケアか、貧困層向けのメディケイドに加入している。
残り2割のうち、個人での加入者などをのぞく人数が無保険者で、約5000万人。
無保険者は、全体の16%にものぼるという。

週30時間未満のパート労働者は事業主が保険加入料の負担をしないですむため、パート労働時間を29時間にする企業が増えているという。
なんとも嫌な国である。

医療保険制度改革では、国民全員に保険加入を義務付けている。
収入が少ない人には補助金が支給され、企業に対しても補助が出る。
これに対して、共和党は財政を圧迫するのみならず、国民の選択肢を奪うものとして反対している。
この背景に、巨大な民間保険会社の影があることはいうまでもない。

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2013年10月 8日 (火)

がんばらない経済学26

国税庁の調べによると、民間企業の給与は正規雇用で468万円、非正規で168万円。
年間にして300万円の差がある。これは大きい。
正規雇用の数は3012万人、非正規雇用者は988万人。

男女差も大きい。
男性は502万円で、女性は268万円。

3dsc00108 鳥取の海

業種別にみると、平均給与のトップは、電気、ガス、熱供給、水道業などが年間717万円。
金融、保険業が年間610万円。
最下位は宿泊、飲食、サービス業で年間234万円。

非正規の人たちの給与を年間250万円くらいまでに上げることができればずいぶん違うのではないか。
女性の平均給与も最低でも300万円くらいにし、徐々に男女差を失くしていくべきだと思う。

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2013年10月 7日 (月)

石井光太さんとの対談

『○に近い△を生きる』(ポプラ社)が絶好調。
アマゾンの新書ランキング1位が続いています。
紀伊国屋のオンラインでも2~3位を行ったり来たり。
読売、毎日、東京、朝日の各紙、10/8は日経新聞に全五段の広告が出て、大きな手ごたえを感じています。

10/12、鎌田實とルポルタージュ作家の石井光太さんとの講演会があります。
石井さんは、世界の貧困地域を歩いてきたルポライター。
ぜひ、聞きに来てください。

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「ポプラ新書」創刊記念特別講演会(東京)
鎌田實 × 石井光太氏
『今、日本人は何を語り合わなければいけないのか』

日時 2013年10月12日(土)13:00~15:00
   (開場12:30)

第1部 石井光太氏 講演 / 鎌田實 講演
第2部 鎌田、石井氏による特別対談

場所 新宿明治安田生命ホール
   〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-9-1
   明治安田生命新宿ビルB1F

定員 先着340名

参加費 1,800円(税込)

事前に申し込みが必要です。
定員になる前に、お急ぎください。
有料ですが、著者2人のサイン本がついてきます。

詳しくはこちら↓

http://www.poplar.co.jp/info/event/008250.html

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新刊が好評です

『○に近い△を生きる 「正論」や「正解」にだまされるな』(ポプラ新書)が好評です。
紀伊國屋書店新宿本店新書ランキング1位、オール紀伊國屋書店新書ランキング4位、日経新聞の本全体のベストセラー9位。

本を読んだ方から、感想が続々と届いています。
福島県の被災者の方から「肩の力が抜けた」「涙を流しながら読んだ」「子どもたち、会社の人たち、近所の人たちに配ります」なんていう声が届いた。
南三陸の40代の女性からは「△という生き方に、無限を感じる、やさしさを感じる。息がしやすくなった」
大竹まことさんも、「ゴールデンラジオ」に出演したとき、興奮気味に感想を語ってくれました。
「いい本だ、一気に読まされた。すごい!」

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新刊の広告が、各紙に全5段で掲載されました(クリックすると拡大します)

「今までにない本」だと、鎌田ファンからも言われ、どの講演会でも、完売しています。
タイトルがちょっと難しいかなと思いましかたが、多くの人が受け取ってくれたようです。

                      ◇

10月13日は、大阪の隆祥館書店で講演会があります。

<鎌田實を囲む会&サイン会>

            
日時: 10月13日(日)18:00 開場   18:30 開演
会場: 関電上本町ホール1F
CafeBreakTime: 1,500円
(要予約・事前購入制とさせていただきます。申込み順)

*  振込先 三井住友銀行上町支店  (普通) 1353923
                   カ)リュウショウカンショテン

申込み・お問合せ:  隆祥館書店 TEL06-6768-1023
                    Eメ-ル ryushokan@eos.ocn.ne.jp

主催: 隆祥館書店
後援:ポプラ社

詳しくはこちら↓

http://atta2.weblogs.jp/ryushokan/2013/09/20131013-%E9%8E%8C%E7%94%B0%E5%AF%A6%E3%81%95%E3%82%93%E3%82%92%E5%9B%B2%E3%82%80%E4%BC%9A.html

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2013年10月 6日 (日)

リンゴ談義

青森市場からタクシーに乗った。
「先生のいのちの対話のラジオを聞いていました。
八戸から放送された回は、津軽三味線を流しながら、お父さんの話をされ、圧巻でした」
よく昔の話を覚えているなあと思った。

空港に着くと、空港ポリスが「鎌田先生ですか」と声をかけてきた。
「先生の本のファンです。握手してください」
警察官に握手を求められたのはじめてだ。
おもしろい人だった。
「青森県は日本一の短命県。長野県は日本一の長命県。私の持論を聞いてください」という。

「青森も長野もリンゴが名産。
しかし、青森の人はリンゴを食べない。
まず、買って食べる人はほんどいない。もらうと仕方なく食べる。
リンゴ農家の人もあまりリンゴを食べないようだ。
おいしいリンゴをつくることには夢中なのに、積極的に食べようとはしない。
長野はどうですか」

そう言われて、
長野の人はリンゴをよく食べるなと返事をした。

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この空港ポリスの持論はおもしろい。
リンゴの生産量と消費量を調べてみた。

リンゴの生産量の1位はやはり青森。
青森の生産量は457,300トンで、全国の生産量の54%にあたる。
2位の長野の160,000トンをはるかに上回っていた(2009年)。

では、リンゴの消費量はどうか。
生産量に比例して、全国1位は青森、2位は長野であった。
青森では、一世帯あたり年間35,877グラム、長野では33,620グラムと、毎月3キログラム近いリンゴを消費している(2010年)。

空港ポリスの持論は、統計上裏付けられなかった。
だが、リンゴは「医者いらず」と言われ、昔から健康にいいとされてきたのはたしか。
皮の直下のところにいちばんポリフェノールが含まれてるので、皮ごと食べるのがいい。
ホテル青森の朝食ビュッフェでは、リンゴを八分の一に割って、皮つきで盛られていた。
この食べ方がいちばんうまいと思う。

青森の人は人なつっこい。
ぼくは青森を第二のふるさとと思っているので、青森の人もそれを感じてくれるのかもしれない。
今年はもう一度、青森に行く予定がある。
父のふるさと、青森、大好き。

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2013年10月 5日 (土)

なつかしい青森

青森に来ると、岩次郎の影を感じる。
岩次郎はよく、ホヤやナマコ、菊の花、身欠きにしんなど、ふるとさの味をよく取り寄せていた。
そんな父の影を探して、時間がないのに、つい青森市場に寄ってしまった。

1309273__ 青森市場

1309272__ 海鮮丼

飛行場へ行くまでに10分あった。
10分あれば何でもできると思っているぼくは、青森市場にある食堂で、海鮮丼を頼んだ。
津軽三味線が流れている。
懐かしいリンゴ箱が、椅子やテーブルになっている。

1309275__ リンゴ箱で作られた椅子とテーブル

子どものころ、岩次郎さんの実家からリンゴ箱が送られてきた。
なかには、もみ殻に包まれたリンゴが入っている。
そのもみ殻が外にもれないように、ふるさとの新聞が敷かれていた。
岩次郎は、その新聞を隅から隅まで読んでいた。

ふるさとを出て、苦労しながら、病気の妻を守り、行き場のないぼくを拾って育ててくれた岩次郎さん。
とてつもなく大きな存在だ。

海鮮丼はうまかった。

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2013年10月 4日 (金)

南へ、北へ

忙しい日々が続いている。
大阪で日本看護学会の看護管理の研修会があり、3000人の看護師さんたちに講演。
その後、長崎の佐世保へ向かった。
佐世保で講演をすませると、講演依頼者が「とんぼ返りでかわいそう」ということで、有名な佐世保ジャンボバーガーをお土産にもたせてくれた。

タクシーの中で食べた。
ポークミートがレタスの間に挟まっている。
特徴的なマヨネーズソースがからまって、めちゃくちゃおいしかった。
でも、ちょっと肥満が心配。
高いものでは、バーガー1個1200円もするというが、すごい人気らしい。

2dsc00106 おいしい刺身

千葉県流山市で講演し、今度は、青森へ。
青森は父・岩次郎のふるさとだ。
青森に来ると、いつも岩次郎の話になってしまう。
自分の後ろに父がいるような気がするのだ。

1309261__ 珍味のフジツボ

青森明の星短大50周年の記念講演会の後、主催者との夕食会で、お刺身などおいしい魚を食べた。
はじめてフジツボを食べた。珍味である。
ストローがついていて、身を食べた後の汁は海の匂いがした。
岩次郎はホヤが好きで、ホヤのなかの汁を、「ふるさとの海の匂いがする」といい、よく食べていた。
フジツボの汁をストローで吸ったとき、そんな父の姿を思い出した。

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2013年10月 3日 (木)

原発事故549

高速増殖炉もんじゅの点検漏れが1万4316件あったことが、日本原子力研究開発機構の最終報告でわかった。
現在、もんじゅは運転中止中。
安全性が確保されないまま、運転再開など断じて許せない。

1dsc00104 東京都心の夜景

福島第一原発の汚染水の問題も、安倍首相はコントロール下にあるというが、まったくそうは思えない。
チェルノブイリ原発では、原子炉の頭が吹き飛んだ。
そのため、その上にかぶせるお釜型の石棺をつくった。
理にかなっている。
福島第一原発は、原子炉の底が抜けている。
放射性物質の放出を遮断するためには、お釜を地下につくるしかない。
凍土壁は、実現性が薄く、効果が十分出るとはとても思えない。

東電は5兆円を借りて、賠償し、除染し、廃炉にすると考えているようだが、5兆円では足りず、おそらく15兆円ほどかかるとみられている。
すでに東電は機能不全である。
その機能不全の東電が、柏崎刈羽原発の再開をしようとしているが、とても管理できるとは思えない。

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2013年10月 2日 (水)

復興計画にも別解力を

とんでもないキャリアがいる。
経産省の課長をした後、天下りをしているらしい。
自分のブログに、「東北はもともと過疎、復興なんてしなくていいんだ、という正論を言わない政治家は死んだほうがいい」などと書いている。
「正論」という言葉を使っているのが気になった。

ぼくは新刊『○に近い△を生きる「正論」や「正解」にだまされるな』(ポプラ新書)で、△という別解を求める時代が来ていると書いたが、官僚思考には○か×しかない。
微妙で多様な△なんか、わからない。

1309195__ 諏訪中央病院の庭

過疎になりかかっていた東北、その東北を復興していくとき、どんな町づくりを描くのか。
過疎で、高齢化率が高い地域だから復興しなくていいというのが、仮に「正論」だとしたら、その「正論」にとらわれることなく、
永続できる、新しい地域をどうつくるのかという「別解力」が問われている。

今の復興計画は、お金をかけて、もう一度、ふつうの町ができるだけである。
これでは決して新しいコミュニティーはできてこない。
高齢者が多くても、なんとか海とつながりながら、漁業と観光、商業とつながり、幸せを感じることができるような町をつくらなければならないと思う。

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2013年10月 1日 (火)

講演会のお知らせ

新刊『○に近い△を生きる 「正論」や「正解」にだまされるな』(ポプラ新書)が絶好調。
発売記念の講演会を、東京、尼崎、大阪で開催します。

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○10月12日 13時~15時
 第1部 石井光太氏 講演 / 鎌田實氏 講演
 第2部 鎌田氏、石井氏による特別対談

会場 東京・新宿明治安田生命ホール
参加費 1800円(鎌田實・石井光太両氏のサイン本つき)

詳しくは、こちら↓

http://www.poplar.co.jp/info/event/008250.html

○10月13日 15~16時
会場 尼崎・都ホテルニューアルカイックすいせん 
※ この回はすでに定員に達しました

○10月18日 18時~19時30分
会場 大阪・ナレッジキャピタル タワーC8階
参加費 1500円(鎌田實のサイン本付)

詳しくは、こちら↓

http://www.poplar.co.jp/info/event/008251.html

ぜひ、ご参加ください。

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新刊の広告も、本日10/1の読売新聞を皮切りに、3日毎日新聞、5日中日東京新聞、6日朝日新聞、8日日経新聞と全5段で掲載されます。

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