○△□
丹波の和久先生から、新刊『○に近い△を生きる』(ポプラ新書)のお祝いにと、お酒が送られてきた。
「○△□」というお酒だ。
笑ってしまった。
○△□は、禅の思想をあらわしているという。
和久先生は小児科医。
ほかの病院の小児科が2つ閉鎖され、和久先生の働く病院に患者が殺到した。
その忙しさのため、同僚の医師がやめていく。
和久先生もやめようと思ったとき、お母さんたちが小児科のドクターたちに感謝しようと「ありがとうポスト」をつくった。
ありがとうの一言で、和久先生は地域に残ることに決めた。
住民が感謝してくれる病院と評判になり、小児科医は徐々に増え、関連大学の小児科の医局も理解を示し、今では5人の小児科医が地域の小児科医療をまもっている。
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