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2013年12月30日 (月)

チェルノブイリ訪問記②

Dsc00712

1986年4月26日、爆発をおこしたチェルノブイリ原子力発電所。
4号炉の石棺の今を見ようと思った。

石棺のコンクリートはひび割れがひどく、そこから放射能がもれてきている。
100メートル離れたところでも、毎時5~8マイクロシーベルトと、かなり高い。

石棺をおおうドームの建設は、2年前に来たときより進行していた。
2015年には完成する予定だという。
ドームで放射能がもれないようにして、内部の石棺のコンクリートや鉛を解体していくという。
このドームは100年もつように設計されているという。

Dsc00704 建設がすすむ石棺の上のドーム

だが、原子炉の中でとけた核燃料は、消えるまでに10万年かかる。
10万年のうちの、たった100年にすぎない。

ドーム建設に膨大なお金が投入されている。
原発は、お金がかかるだけでなく、危険。

モンスターである。

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