がんばらない経済学28
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催で、経済が浮揚すると思い込んでいる人がいるが、
そんなに甘くはないはず。
元日のNHKスペシャルで、ぼくは「成長よりも成熟」と述べた。
もちろん、成長は必要。
しかし、いくらムチを打っても、そうは成長を望むことはできないと思う。
雪に包まれた岩次郎小屋の庭
1964年の東京オリンピックのときには、経済成長率約10%だった。
もともと経済が成長しているときにオリンピック開催があり、それがホップ・ステップ・ジャンプにつながったのだ。
この16年間、約650兆円の借金をひろげながら、公共投資や経済の活性化に使ってきたが、経済の成長は起きてこなかった。
ならば、むしろ成熟を考えるべきだ。
7%の成長なんて望めない。
まず、1~2%の成長を目指しながら、人間が幸せに穏やかに生活できる国、つまり成熟を目指す国をつくるべきだと思う。
・・・・次回につづく。
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