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2014年1月25日 (土)

がんばらない経済学29

ロンドンオリンピックの歳出は、運営費も含めて1兆4000億円だったが、期待されるオリンピック景気はなく、
イギリスでは結局マイナス成長にとどまった。
経済は浮揚しなかったのだ。
イギリスはこの後、たぶんギリシャやスペインと同じように厳しい時代を迎えるのではないだろうか。

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東京オリンピックの施設整備費は4500億円という。
とても、この程度で経済が活性化するとは思えないが、東京都の試算では、3兆円の経済波及効果があると読んでいる。
これは、割の合う数字なのか?
実際のところ、オリンピックの整備は、10年間で200兆円という国土強靭化対策をからめながらすすめていくだろう。
戻ってくるお金よりも、かけたお金のほうがはるかに大きいのではないか。

東京オリンピックは、数字的にみて日本経済にそれほどいい影響を与えるわけではない。
経済の成長は望めないだろう。
むしろ、東京オリンピックを目指して、「成熟社会をつくる」という目標をかかげてはどうか。
オリンピック開催には、どの国も経済成長という下心があったように思うが、2020年の東京オリンピックでは、「成熟社会をつくる五輪」というキーワードを押し出したほうがいいのではないか。

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