シリア難民キャンプ
ナナカリ病院の視察を終え、アルビルの郊外へ向かった。
アルビル郊外には4箇所、シリア難民キャンプができている。
いちばん巨大なキャンプを、代表が案内してくれた。
このキャンプの難民の数は、1週間ほど前には6000人だったが、ぼくが行ったときにはなんと7300人。
どんどん膨れあがっている。
食事と水は十分という。
UNHCRがテントをはってくれた。
ユニセフが入り、教育もはじまった。
日本政府が仮設の学校を建てるという。
日本政府の動きも機敏である。
JIM-NETは、妊婦さんを支援してきたが、これが評価された。
外務省がNGOを支援するプロジェクトで2000万円を支援してれることが決定したのだ。
ありがたいことである。
ぼくが聞きとりをしただけでも、つい最近、車の中やテントの中でも出産があったばかり。
できるだけ安全な出産が行われるように、キャンプ内の診療所の充実や、妊娠中の健診のために必要なエコーの購入などが、
難民キャンプの診療所のドクターから要請され、検討することになった。
キャンプの診療所での出産が難しい場合は、
専門の病院と連携できるよう、バックアップ体制がとられている。
徐々にではあるが、シリア難民キャンプの女性や子どもたちを守る体制ができあがってきた。
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