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2014年3月14日 (金)

鎌田實の一日一冊(198)

「終わらない原発事故と「日本病」」(柳田邦男著、新潮社、1470円)

おもしろい視点だ。
「日本病」という大きな文脈のなかで、原発事故をとらえている。
水俣病や日航機墜落事故、阪神淡路大震災、食の安全・・・そういう文脈のなかで原発事故をとらえてみると、「安全神話」も日本病の一つだと納得できた。
著者は、ふるさとを追われた人たちの悲しみや、その子どもたちの将来、
残った人たちの出生数の低下や、子どもたちの体力の弱体化など、いくつもの問題を心配しながら、同時に、原発を推進した専門家の責任感を問うている。
柳田邦男ならでは視点が見事に書かれている。

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柳田さんからこんなお葉書をいただいた。
「毎日新聞の「さあこれからだ」の力強いメッセージに刺激を受けています。
先生のご活動はこの国の危機への警鐘であると同時に、ひたむきに生きる人へのエールです」
ありがたいお言葉です。

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