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2014年4月14日 (月)

鎌田實の一日一冊(200)

「線路はつながった 三陸鉄道 復興の始発駅」(冨手淳著、新潮社、1296円)

先日、三陸鉄道が全線再開した。
震災から3年、完全復旧するまでの激動の日々をつづった手記である。

震災直後、強いリーダーシップで動かせるところから動かすという指示を出した。
わずかな区間だったが、約1週間で電車が走りだした。
被災者にとっては、電車が走るというのは大きなことだったと思う。

電車は、車とは違う。
電車は線路がつながっていて、町から町へ、人から人へとつなかっている。
線路の上に立ってみると、ロマンティックな気持ちになる。

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90億円の国の応援があったことで出発できた。
今後は経営が厳しいと思う。
乗客数は2009年に89万人だったが、2012年は38万人、2013年は49万人と、震災歳前には戻るにはほど遠い。
沿線の市町村の人口も約1万人減ったと言われている。

応援したいという人は、乗りにいくだけでもいい。
被災したレールを切った「復興レール」や、「赤字せんべい」、地ビールなどを売っているので、実際に行って買ったり、
おとりよせするのもいい。
被災地をどう応援していいかわからない人は、とりあえず1泊2日で三陸鉄道に乗る旅というのはどうだろうか。

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