鎌田實の一日一冊(202)
「動物たちのビックリ事件簿」1~4(宮崎学著、農村漁村文化協会、各2592円)
動物たちはおしろい習慣をもっている。
竹藪に顔を出す、たけのこまっ先にとっていくのは?
ベランダからハンガーを盗んだのは?
木の幹に穴をあけたのは?
鶏のえさをよこどりするのは?
木の皮をバリバリはいだのは?
その正体が、宮崎学さんの一瞬を切り取る写真で明かされる。
1巻 春の野山で大いそがし
2巻 夏の夜のふしぎなできごと
3巻 実りの秋のごちそうバトル
4巻 冬にみつかるおもしろサイン
四季ごとの動物たちの行動を、写真と文でなぞときしている。
真夜中、部屋にあるリンゴを食べたのは、換気扇の穴をくぐりぬけて侵入したテンだった。
テンは立ち上がると、小学生3、4年くらいの背丈になるが、そんな大きな動物が換気扇の羽と羽の間を抜けてくるというからおもしろい。
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